サイモントン療法公開講座
またもやご無沙汰しました
書きたいことが、たまってしまってます
えらいこっちゃ
今日はサイモントン療法の話を書きます。
2月7日(土)13:30~16:30
「北陸がんプロフェッショナル」主催の公開講座が
地元の新聞社のホールで行われ、それに参加してきました。
新聞にその講座のお知らせが出ていて、「どなたでも参加できます」とあり、
しかも「サイモントン療法」の文字があったので、行ってみました。
サイモントン療法のことは、ねこたさんのブログで初めて知り、
それ以来、興味を持っていたのです。
サイモントン療法のことはそれまで全く知らなかったので、
ねこたさんのブログで教えてもらわなければ、
こうして講座に参加することもなかったわけで・・・・
改めて、ブログでの交流に感謝!です。
~サイモントン療法とは~
1971年、アメリカの放射線腫瘍医カール・サイモントン博士により開発。
がん患者の「心理的な部分」へ「効果的に介入する方法」。
↓
同じ薬を使っているのに、効果のある人・ない人がいる
↓
心の持ち方に違いがあるのでは?というところから考えられたもの。
その日は、「がんのこころのケア、ストレスマネジメント
~サイモントン療法から~」という題目で、
彦根市立病院 緩和ケア科医師 田村祐樹先生の講演でした。
(この先生は、「サイモントン療法認定スーパバイザー」でもあります。)
「なるほど」と思うことがたくさんありましたが、その中でも印象に残った話を
いくつか書き出してみます。
★笑うことが体に良い、という話を聞いて、お笑いのDVDを
患者さんに差し入れする→笑うことのできない患者さんにとっては、
「笑えない自分」に気づき、さらに落ち込む。
自分が「良い」と思っていることを相手も「良い」と思っているとは限らない。
「その人にとっての心地良さ」が何か?を考える。
★サイモントンの基本理念・・・・私たちには本来バランスをとり
自らの健康を作る能力が備わっている。
↓
自分らしい自分、自分を取り戻す。
人はみな、自分で自分を癒す力を持っている。
何かのきっかけでそれを生かせなくなっている。
その力を出すためには何をしたらいいのか?
何が自分らしく、自分にとって良いのか、を考える。
★「死なないように生きる」ではなく「死ぬまでどう生きるか」
「どう喜び多く生きるか」が大切。
★~がん治療において大切なイメージ~
・病気は治りうる、というイメージ
・治療が役立っている、というイメージ
・私たちには治癒力が存在し、それがきちんと働いている、というイメージ
↑
がん患者だけでなく、まわりの人(家族や医療関係者)も
そういう思い・イメージを持つことが大切。
★(グループA)
・ストレスが多い
・病気は治らない
・希望がないという思い
・治療に悪いイメージ
(グループB) ←Aの状態になるのか、Bの状態になるのか、
・ストレスが少ない 決めているのは誰か?
・病気は治りうる ↓
・希望があるという思い 自分自身で決めてしまっている。
・治療に良いイメージ ↓
つまり、自分自身で変えられる、ということ。
自分にとって「良いもの」を意識することが大切。
★人はとかく、自分にとって良くないものや、問題点から
取り組もうとしがち。
そうではなく、自分にとって良いものを増やす。
そうすることで自分の土台が安定する。
良いものを増やしたら、たとえ問題があっても「まぁいいか」と
思えるようになることもある。
★「良いとらえ方」ができるようにしていく。
たとえば・・・・
車を買おうとして、フィットかヴィッツがいいな~と思い始めた途端、
街中でフィットやヴィッツが目につくようになる。
それは、フィットやヴィッツが急に増えたわけではなく、
自分の意識が変わっただけ。
↓
意識して相手の良いところを知ろうとする。
意識して自分の考え方・ものの見方を変える。
★個人によってとらえ方に違いがある。
良いとらえ方・悪いとらえ方をするかで、感情のあり方が変わる。
人に対して腹が立つとき
↓
その人に対して、自分がどうとらえているかで腹が立つ。
↑
そのことに気づく。
幸せも不幸せも、自分の頭が決めている。
★考え方のくせ
とらえ方のくせ
話し方のくせ ←良いくせは伸ばす・強化する。
受け方のくせ 悪いくせは変える・改善する。
動き方のくせ
長々と書いてしまいましたが、今回の講演は、
がん患者とケアする人(家族や医療関係者)、両方を対象にしていたので、
ケアする人に向けての話も多くありました。
でも、がん患者ということに限定せず、今回のお話は、人と関わって
生活するうえでも役立つ部分がたくさんあったなーと感じました。
参加して良かったと思います。
21・22日には、サイモントン療法のワークショップが行われるらしく、
それにも参加したかったのですが、そちらは「医療関係者のみ」ということで、
断られてしまいました
「死生観」なんていう項目もあり・・・ぜひとも参加してみたかったのですが、
仕方ないですね。
また、こういう機会があったら参加しようと思います。
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